在庫ファイルのボリュームが大きい場合、セラーセントラルとアマストリームの同期に時間を要します。作業効率アップのためにも、在庫0のカタログをセラーセントラル上から削除することをおすすめします。
ここでは、セラーセントラルから在庫データを削除する方法についてご案内いたします。
1.事前準備と注意事項
・データの事前ダウンロード
万が一全データを削除してしまった場合のための備え、また、今までのデータとして、削除前の在庫データをダウンロードすることをおすすめします。
FBA、自己配送の各在庫は以下のレポートで確認できます。
FBA在庫…FBA在庫レポート
自己配送…出品詳細レポート
・作業前の「全ての在庫商品」と「出品中」の数量を正確に把握する
在庫管理画面にて、削除作業前の「全ての在庫商品」と「出品中」の数量を確認しておきましょう。
問題なく作業が進めば「全ての在庫商品」のみが減り「出品中」は変化しません。
万が一「出品中」が減っているようでしたら在庫のあるものもデリートしてしまっていることになります。
作業中、在庫管理画面をタブ2つ開き「全ての在庫商品」と「出品中」を表示しておくと、すぐに確認できます。
2.セラーセントラル上で一括削除する方法
セラーセントラル上では最大100件毎に一括削除することができます。
削除件数が1000件以内程度でしたら、こちらの方法で対応可能でしょう。
①セラーセントラルの在庫管理画面を開く
セラーセントラルの在庫管理画面を開きます。
②削除対象のピックアップ
削除対象となる商品は作成日の古いものが多いかと思うので、「作成日」をクリックして作成日の古い順に商品が並び変えます。
在庫管理画面左上のチェックボックスにチェックを入れると表示項目全てにチェックが入ります。
削除対象でない商品があったらチェックを外しておきます。
③削除
全商品が削除対象であることを確認したら「選択中の◯商品を一括変更」>「商品と出品を一括削除」で削除完了です。
3.CSVで一括削除する方法
在庫0のカタログ件数が大量にある場合、CSVでの一括削除をおすすめします。
3.1FBA在庫の一括削除方法
FBA在庫レポートをダウンロードして在庫0のカタログをリストアップ後、削除用の出品ファイル(出品ファイル(I))を作成し一括アップロードします。
①「出品ファイル(I)」をダウンロード
「出品ファイル(I)」は、ヘルプページにて「出品ファイル(I)」で検索し「出品ファイル(I)を使用した在庫のアップロード」ページにてダウンロードできます。
※「出品ファイル(I)」とは以下のようなファイルです。
削除のために必要な項目は「SKU」と「登録/削除」の2つです。
②FBA在庫レポートをダウンロード
ダウンロードしたファイルをエクセルで開きます。
③削除対象のリストアップ
オートフィルタをかけて在庫があるものをピックアップし削除します。
これで在庫0のもののみがリストアップされました。
④「出品ファイル(I)」にSKUを貼り付ける
エクセル上に残った在庫0のSKUをコピーし、「出品ファイル(出品ファイル(I))」のSKUカラムに貼り付けます。
⑤「登録/削除」に「x」を入力
「出品ファイル(出品ファイル(I))」の「登録/削除」カラムに「x」を入力し、ファイルの種類を「テキスト(タブ区切り)」で保存します。
⑥「出品ファイル(I)」をアップロード
「在庫」タブ>「アップロードによる一括商品登録」>「在庫ファイルのアップロード」より作成した出品ファイル(I)をアップロードします。
3.2自己配送の一括削除方法
「出品詳細レポート」「注文レポート」「保留中の注文レポート」から在庫0のものをリストアップ後、削除用の出品ファイル(出品ファイル(I))を作成し一括アップロードします。
①「出品ファイル(I)」をダウンロード
「出品ファイル(I)」はヘルプページにて「出品ファイル(I)」で検索し「出品ファイル(I)を使用した在庫のアップロード」ページにてダウンロードできます。
②レポートをダウンロードする
以下3つのレポートをダウンロードします。
・出品詳細レポート
・注文レポート(注文は入っているが未発送なもの)
・保留中の注文レポート(これから注文が入る可能性のあるもの)
③削除対象のリストアップ
「出品詳細レポート」をエクセルで開きます。
「数量」カラムで在庫1以上のものを削除し、在庫0のみをリストアップします。
必要なカラムは「SKU」と「数量」のみです。
商品数が多くエクセルが重くなってしまう場合は「SKU」と「数量」以外のカラムを消してしまって作業することをおすすめします。
続いて「注文レポート」「保留中の注文レポート」のSKUをコピーし、上記のエクセルシートのSKUカラムの続きに貼り付けます。
COUNTIF関数と使うとSKUの重複をチェックできます。
=IF(COUNTIF(A:A,A2)>1,”重複”,””)
重複しているものがあったら削除します。
これで削除リストは完成です。
自己配送とFBAを両方扱っているアカウントの場合は以下の点にご注意ください。
「フルフィルメント」の項目に「AMAZON.jp」とは入っているものはFBA在庫なので、削除用リストには入れないよう、削除リストからは削除します。
④「出品ファイル(I)」にSKUを貼り付ける
上記エクセルでリストアップされた在庫0のSKUをコピーし「出品ファイル(I)」の「SKU」のカラムに貼り付けます。
⑤「登録/削除」に「x」を入力
「出品ファイル(出品ファイル(I))」の「登録/削除」カラムに「x」を入力し、ファイルの種類を「テキスト(タブ区切り)」で保存します。
⑥「出品ファイル(I)」をアップロード
「在庫」タブ>「アップロードによる一括商品登録」>「在庫ファイルのアップロード」より作成した出品ファイル(I)をアップロードします。